現在、旧香川県立体育館は香川県によりサウンディング型市場調査が行われております。それとは関係なく私達はずいぶん前から船の体育館(旧香川県立体育館)が、どの様な再生方法があるのかを構造家の名和研二さんに構造の監修をお願いし、検討をし続けています。
空間 構造 デザイン研究会 ・特別企画
インフォメーションセンターの開設
船の体育館展
◎船の体育館展
会期:2018年11月7日(水)〜11月18日(日)
※14日はお休み
※平日は13時から19時まで、土日は11時から19時まで
会場:北浜alley(BOOK MARUTE/206 TU MA MU)
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◎エキシビジョン
「船の体育館 写真展・映像の上映」
会場:BOOK MARUTE
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◎ワークショップ
「模型キットで船の体育館を作ろう」
会場:BOOK MARUTE 参加費:500円
※土日のみ開催
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◎トークイベント
「今、再び注目されるブルータル建築」
日時:11月9日(金)19時〜21時
会場:206 TU MA MU(2F)
参加費:500円
ゲスト:磯達雄(建築ジャーナリスト)
申込みフォーム: https://goo.gl/XDv4EV
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◎街歩きイベント
「昭和の名建築、船の体育館のことを知ろう!」
開催日:11月11日13:45から
集合場所:ことでん今橋駅
参加費:500円
所要時間:1時間30分
申込みフォーム: https://goo.gl/4EZoD6
または
fune.no.taiikukan@gmail.com まで
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前回の東京オリンピックが開催された1964年に世界的建築家である丹下健三が設計し完成した船の体育館(旧香川県立体育館)は、残念ながら2014年に耐震工事の入札不調により閉館となり、2018年現在存続が危ぶまれています。
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船の体育館は香川県において同じく丹下健三によって設計された香川県庁舎に次ぐ知名度があり、そして50年のあいだ「船の体育館」という愛称で香川県の屋内スポーツの殿堂として機能し、県民の思い出が詰まった建築です。もし無くなれば、将来「なんで壊してしまったのだろう、残しておけば良かったのに」と後悔することになるでしょう。
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閉館から4年がたちましたが、昨年に船の体育館はNYに本部を置くワールドモニュメント財団によって世界危機遺産と認定され、今後の行末についての注目度が高まっています。そして今回、建物をもっと知ってもらう為に展覧会を行う運びとなりました。
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ご来場される方には船の体育館のことを知るだけでなく、ここでの想い(記憶)を語り合い、今後のあり方も含め、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
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主催:一社)船の体育館 再生の会
協力:ワールド・モニュメント財団、アメリカン・エクスプレス
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お問い合わせ先:fune.no.taiikukan@gmail.com
090-4781-7220(代表)
茂木健一郎さんが香川県立体育館に!
あの脳科学者の茂木健一郎さんから、
香川県立体育館 保存の会 さま @kentai_hozon
なんと、先程高松市内を旅ランしておりましたら、偶然、丹下健三さんのこの名建築に出会っておりました。なんとか、この文化遺産が残るように、心から願います。
下の動画で、2分14秒あたりからです。https://t.co/QTZT6HpJHJ
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2017年11月23日
とツイートがありました。
その後コンタクトを取り、短い時間でしたが茂木さんと香川県立体育館について意見交換をしました。
香川県立体育館の現在置かれている状況をご説明した後、もっと有名な建築家の方の協力を呼びかけること、メディアの力を借りるなどアドバイスをいただきました。
茂木健一郎さんは香川県立体育館が閉館された際にNHKにて放送された番組について下のようなツイートをされて、
このツイートきっかけで過去に数回やり取りをさせていただいたことがあります。
今朝のおはよう日本、岐路に立つモダニズム建築 の特集、いいね。 pic.twitter.com/YspthtAhXb
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2014年10月17日
香川県立体育館の存続を願う者として、この機会を今後に活かしていかなければと、
ひしひしと感じています。
これからも地道に頑張っていきますので、みなさまよろしくお願いいたします。
瀬戸内近現代建築魅力発信協議会
岡山県が主導して「瀬戸内近現代魅力発信協議会」という団体が11月2日に設立されるそうです。
構成員が瀬戸内7県(兵庫県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県)の建築・観光部局、(一社)せとうち観光推進機構と行政団体ばかりです。
そのことから香川県が所有していながら存在が危ぶまれている香川県立体育館は近現代建築の作例には入っていないと思われます。
先日、危機遺産にも登録されたことから世界中で興味を持っている人も増えてくると思うので、将来、「瀬戸内近現代建築魅力発信協議会」にて魅力を発信して頂けるように願っています。