藤森照信 講演会のお知らせ

「お知らせ」 丹下健三研究の第一人者であり、ご自身も建築家である「藤森照信」さんの講演会が香川県立ミュージアムで行われます。 概要 第3回「瀬戸内海文明圏これからの建築と新たな地域性」シンポジウム 基調講演 「丹下健三の四国における建築」藤森照信 日時:2017年6月13日(火)13:00〜16:30 会場:香川県立ミュージアム 地下1階講堂 参加費:無料 主催:瀬戸内海文明圏「これからの建築と新たな地域性」創造・研究会 共催:香川県立ミュージアム 後援:総合資格学院 お問い合わせ:広島大学 岡河研究室(広島大学大学院工学研究科建築設計学研究室)TEL090-737-2618

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アリーナ

まち歩き「昭和の名建築、舟形体育館のことを知ろう!」


「昭和の名建築、舟形体育館のことを知ろう!」
香川県民に舟形の体育館として親しまれていた香川県立体育館は、残念ながら2014年の9月30日で閉館となりました。香川県庁舎に次ぐ香川県を代表する名建築が出来た経緯、そして何故あの様な形状になったのかなど、実際の建物を見学しながら深く知って欲しいと考えています。
また、希望者のみガイドツアー終了後、近所のパテシエyamaにてお茶します。
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開催日:4月23日(日)13:45時から
集合場所:ことでん今橋駅
金額:500円(料金は保険料含む)
所要時間:1時間30分
定員:20人

申し込みフォーム
https://goo.gl/fQKjAc

金子正則知事

香川県にこれだけ多くの近代建築があるのは、民選知事第一代で6期24年間という長きに渡って香川の政治の中心にいた金子正則知事の功績があります。

「うどん屋+香川の建築マップ」

金子知事が県政で活躍されていたのは、40年前の事なのでどの様なお姿の方だったのかは、若い世代の人は知らないと思うので顔写真をUPします。
スクリーンショット(2014-08-05 9.06.42)
金子知事は香川県出身のアーティストの猪熊弦一郎と丸亀高校の後輩と先輩の仲で、知事がアートに傾倒して見えるのはその影響が強いからでしょう。

金子正則知事は当時「デザイン知事」「建築知事」と言われていましたが、大きな河川がなく干魃が頻発するために、農作物が育ちにくい香川で田園都市構想を掲げて知事となり、高知の早明浦ダムから「香川用水」を引っ張った人物です。その事は忘れ去られている感がありますが。

金子知事の写真に書いてある「高志低居」というのは金子知事の座右の銘です。志は常に高く、しかし偉ぶったりせず常に謙虚で、という意味の言葉です。

「香川県民みんな親戚であると思うてきた」は米寿の記念の会の時に話された言葉で、その言葉からも分かるように、地元愛あふれる方であったようです。

知事になる前は裁判官で合ったため全国各地の都市で仕事をされていたので、将来の香川県が日本国内の中でどうあるべきかを常々考えていたそうです。

来庁された客人との昼食は必ず「うどん」だったそうで、香川がうどん県と言われる基礎を作ったとも言われています。

高松の街は高松空襲で玉藻公園と栗林公園以外の97%が焼土と化した為、新しい都市を形成するのに金子知事の様な県民に先見性のあるビジョンを示しながら未来へ希望を与える人物が必要だったとも言えます。

今こそ香川県はアート県と謳ってPRしていますが、金子知事がいなければ瀬戸内国際芸術祭も開催されなかったでしょう

金子知事については金子の人生を綴った著書「高志低居」という本に詳しく書いてありますが、残念ながら絶版です。香川県立図書館に行けば借りることが出来ますので、ご興味のある人は是非読んでみてください。
金子正則Wikipedia


2016年9月4日(日)まで高松市歴史資料館にて金子知事の収集されていた品々や書物も展示されている展覧会が開催中です。
瀬戸内国際芸術祭2016パートナーシップ事業第71回企画展
「心を豊かにするデザイン-讃岐民具連とその時代-」
R0031879

「新しい香川県立体育館について」

「香川県立体育館 保存の会」は丹下健三が設計した香川県立体育館の保存存続を強く希望していますが、その香川県立体育館が現在の県民ニーズに十分にお答え出来ているとは思っておらず、文化的価値から他の用途でも建物を存続させて欲しいと考えています。その立場から新しい香川県立体育館の建設については反対の立場ではなく、それぞれ別のこととして考えて頂きたい所存です。

先日、新香川県立体育館の建設候補地として高松市が県へサンポート地区を要望したとニュースが有りました。
誰が高松の都市計画を考えてるのか知りませんが、新しい香川県立体育館を作るのならサンポート周辺ではなくサンメッセ香川周辺の県の持っている土地を使う方が懸命だと思います。
香川県立体育館/サンポート地区を要望/高松市長、知事に/建設地の条件満たす


【サンポート周辺が抱える問題点】
1.埋立地なので、地盤工事に関わる工事費が高くつく。
2.ことでん新築港駅及びことでんの高架工事の撤退により、周辺の交通渋滞が未解決。
3.景観的に考えて瀬戸内国際芸術祭の式典や作品展示が行えなくなる可能性

「1.埋立地なので、地盤工事に関わる工事費が高くつく。」
サンポートに有るシンボルタワー及び合同庁舎の工事において地下水が止まらず工事が難航した。また災害時拠点となるため津波被害も想定して県立中央病院のような大規模な地上げ工事も必要となる可能性がある。

「2.ことでん新築港駅及び高架工事の撤退により、周辺の交通渋滞が未解決。」
JRとことでんの駅が近く、交通の便が良いと言われているが、四国内に住んでいる人の殆どは車をメイン交通として使っているので疑問。
キャプチャ1↑計画されていたことでん新築港駅と高架工事のマップ↑

築港駅周辺の整備計画については、周辺の交通事情を考えると、再整備を検討してもらいたいところだが、高松市は玉藻公園の整備も進めているので、景観の観点から妥当性を見究めないと可怪しいことになります。
キャプチャ3

「3.景観的に考えて瀬戸内国際芸術祭の式典や作品展示が行えなくなる可能性」
想定されている観客数が5000人規模と言われています。おそらく建物だけでも100Mx100M以上の大きさが必要で、高さは最高部で30Mくらいになるのではないのかと思います。
それだけの大きさの1つの建物をサンポート周辺に建てて、近隣マンションエリアの地価の下落や景観の破壊に対する近隣問題は発生しないのでしょうか?
キャプチャ5


【サンメッセ香川周辺に建てるメリット】
計画道路(大田)高圧縮1.すでに更地として3万㎡の県所有の土地がある。
2.高松自動車道 高松中央ICが近くにあり、県内外からのアクセスが容易
3.東西に幹線道路を繋ぐ都市計画道路を建設中
4.琴電琴平線も比較的近くを通っており、新駅を作れば鉄道からのアクセスも容易
5.IT企業がデータセンターを建設するほど安定した地盤、埋立地に作るより遥かにマシ
6.新高松市立病院が建設中、災害時拠点としてスムーズな連携が取れる


サンメッセ香川周辺に建てる場合、地盤のことを考えればサンポート高松に建設するコストより相当安くなると思います。そして浮いたお金で丹下健三設計の旧香川県立体育館を改修してくれれば尚良し、また県民の安全安心の事も考えれば最良の選択となるのでは。


いくつかの方からコメント頂いたのでコピペしておきます。

・工学部やインキュベーション施設が多いので、運動不足の技術者たちが体育館のジムに通うことで、体力勝負の開発が進展して、イノベーションが起こりやすくなる。
・サンポートのなーんにも無い感じがいいのに・・・
・分かりやすかったです!なるほど!
・サンポートな、駐車場が高いのがネック
・せっかく他県には無い良い場所なのに。どこでもあるような風景にしてどうするのでしょう
・ 防災の観点でもNGだな。県立中央病院もサンポートもそれらは、大丈夫だが、そこにアクセスする道が液状化現象でNGになるのでは。サンポートはどうなのかなぁ???
・香川県民でなく、香川ファンの立場ですが、あそこに体育館とかやめて欲しいですね〜。いろんなイベントでも使えるような多目的スペースになる公園として整備したらいいのに。
・フレキシブルに使える原っぱが一番良いけど、それでは儲からないゼネコンが建てよう建てようとするんだろうねぇ。
・どなたかも言ってますが専門家じゃなくても防災的に全くアホらしいところに建てるんだね。まぁ津波が関係ない地域だと、人間の狭い想像で言うとしてもそれでも水をかぶる事はあるだろうになぁ。
・サンポート案は建築出身じゃなくて、金融屋出身の考えそうな印象を受けますね。噂ではアリーナと聞いたので、多分県外からの利便性と稼働率だけで考えたのでしょう。香川だと、何処に作っても稼働率が上がらずに赤字の垂れ流しになるので、敢えてサンポートでは無くて良いと思います。建てることには賛成ですが。そもそも、一通り公共施設の建替えも落ち着いてきているので、高松市のまちづくりに対してこれからの100年を見つめ直す時期かなと思います。プロポが発表された後だと時すでに遅しなので、今の段階から四国新聞等の地元のメディアが市民を巻き込んで議論し始めてくれたらなと思っています。

Association for the Preservation of Kagawa Prefectural Gymnasium