沈みゆく船からの手紙

旧香川県立体育館 発見された設計図展


日時:2024年8月21日(水)~9月17日(火)
※当初8月25日までとあった会期は9月17日まで延長されました
開館時間10:00~20:00 (最終日は18:00まで)
トークイベント:2024年8月21日(水)18:00~19:50
入場無料

会場・アクセス
JR高松駅ビル北館「高松オルネ」4階アートギャラリー
(高松市浜ノ町1-20)
【鉄道】JR高松駅 改札出口より徒歩1分
【車】高松オルネ駐車場・150円/30分


「船の体育館」として呼ばれる旧香川県立体育館は、耐震改修工事の入札不調などを経て2023年に解体が決定されました。
解体 が決まった同年、体育館の設計に関わった構造設計者・岡本剛氏(1915~94年)の自宅から、設計当時の構造図の原図が新たに発見されました。
これまでは完成された一部の設計図しか存在が知られていませんでしたが、今回発見された原図により、完成に至るまでの試行錯誤の過程がより明確になってきました。
本展では、その図面と共に、2021年に存在が確認された室蘭工業大学所蔵の意匠図(出典:香川県立ミュージアム調査研究報告第13号)とあわせて、原図と同寸サイズの複製図を展示します。
戦後復興から世界に打って出ようという「挑戦の時代」であった高度経済成長期に、日本は世界最先端の技術をもって、建築文化を発展させていきました。その只中に設計された旧香川県立体育館の原図には、これまでにない建築物を創造しようという熱意の痕跡が刻まれています。
しかし竣工から60年後の現在、そのチャレンジングな建築の特殊さゆえに継続利用が不可能と判断され、ついに解体されようとしています。
解体を目前にしたタイミングで思いがけず届いた「沈みゆく船からの手紙」をぜひご一読ください。


関連イベント
■トークイベント
8/21(水) 18:00~19:50 会場 : 高松オルネ 4F 屋外広場
定員 : 40名 ( 先着順 ・ 参加無料 )

1部:基調講演 「近代建築 保存再生への道のり」
笠原一人
建築史家。京都工芸繊維大学准教授。京都モダン建築祭実行委員長。専攻は近代建築史、建築保存再生論。リビングヘリテージデザイン理事。著書に『ダッチ・リノベーション』『村野藤吾のリノベーション』『建築家 浦辺鎮太郎の仕事』『建築と都市の保存再生デザイン』『関西のモダニズム建築』。

2部:トークセッション 「旧香川県立体育館への返信」
笠原一人×清水隆宏(愛知工業大学准教授)×田中正史(東海大学准教授)×木村拓実(オクタント建築都市研究所)

■キュレーターズ・トーク
展示構成をしたキュレーターが、展示会場にて展覧会の見どころを解説します。
8/24(土)14:00~、16:00~
8/25(日)14:00~、16:00~

■船の体育館 紙模型をつくろうワークショップ
紙を切り出し、船の体育館の模型をつくります。
会期中 13:00~18:00(随時受付・参加無料)
講師 : 建築家 平野祐一


共催:一般社団法人船の体育館再生の会、愛知工業大学清水隆宏研究室、東海大学田中正史研究室

「沈みゆく船からの手紙」への1件のフィードバック

  1. お世話になります。講演会申し込みしていたのですが、本日体調が悪く、伺えません。楽しみにしていたのですが,残念です。
    当日に大変申し訳ございません。
    よろしくお願いいたします。

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